コスト削減事例
CASE2 水溶性加工液の浮上油の回収!
浮上油とは?
クーラントと油が混入した際に比重差によって浮いた油。細菌の栄養源となるとともに、液面を塞ぐことで無酸素状態に陥り、液の腐敗が加速されます。各種水溶液の品質管理やライフ延長のためには、これを除去することが有効です。
- 浮上油の問題点
- 1. 液の腐敗により、更新回数が多い
- 油剤購入費増
- 廃液処理費増
- 2. 現場環境の悪化
- 工場内の悪臭
- 3. 洗浄後工程への影響
- 浮上油の再付着
- 浮上油回収のメリット
- 1. 液の延命
- 液が腐敗しづらくなる→油剤購入費の削減!
- 廃液処理費の削減!
- 2. 職場環境の向上
- 職場環境改善→職場の臭気・外観の改善!
- 3. 加工トラブルの減少
- 製品品質の向上→溶接不良・塗装不良の改善!
お客様のお悩み
A社様の場合(自動車部品製造)
- 油脂購入費用、産業廃棄物処理量、及び処理費用の削減
- 水溶性切削液の延命
現況
水溶性切削液ソリュブルタイプを使用。更新数は3回/年行っているが、これを盆暮れの2回に減らしたい。
- A社切削設備【NC機24基、マシニング18基】
1台あたりの更液費用(タンク容量:平均320L、20倍希釈) - 新液購入量と費用:16L×520円/L=8,320円
- 廃液処理量と費用:約480L×48円=23,040円
- (廃液量:設備清掃分含む)
- 作業費及び諸費用:30,000円
- 一台当り計:61,360円
- 全設備更液費用:42基×61,360円=約257万円
私たちのご提案
新たな回収方法で、ロングライフ、
かつ廃液処理費用削減を実現!
提案前
従来、ベルト・円盤タイプでの回収でしたが、改修面が液に接した箇所の油しか取れず、効果はよくありませんでした。
現況は上図の2種が効率良く、主流なっています。
提案後
- 浮上油を液と油に分離
- 回収された油
浮上油を除去する事により腐敗しづらくなり、悪臭の発生を抑制。ロングライフ、且つ廃液処理費用削減を実現しました。
某自動車部品メーカー様では、ライフが3倍になった実績もございます。